ライブ・レポート(2004年7月)
7月6日(火) 札幌 HalfNote
たまたまHNに遊びに来ていたトロンボーンの菅原(ヨンピル)昇一氏と豊口健氏のピアノとのコラボレーションをじっくりと聴いてきた。アップテンポからバラードまでトロンボーンの魅力に触れることができた。トロンボーンのソロはビッグバンド以外ではなかなか聴く機会がない楽器であり、今回は充分堪能できた。アップテンポのパーカーの曲、バラードの「Child is born」など見事だった。
7月10日(土) 斜里 麺通館
第2土曜日に行われる斜里「麺通館」のレギュラーライブを聴いた。まずギタートリオからのスタートだった。メンバーは、曽根秀樹(g)、牛来準一(b)、武田剛(ds)。ギターの曽根氏は、かなりのブルース好きのようだ。最初の2曲はブルースだった。その後、斉藤昌則(tb)と荒木譲(fl)が加わり、「ビリース・バウンス」「曲目不明」「ブルーボッサ」が演奏され、その後、またギタートリオでブルースを1曲演奏した。ギター曽根氏の唄入りのブルースは、なかなか聴き応えがあった。その後、10分程度の休憩を挟み2ステージめが始まった。ギタートリオ(牛来氏はエレキベースをウッドに持ち替え)と斉藤昌則(tb)と荒木譲(fl)でまず1曲「Love
is here to stay」、次に久野氏(as)が加わり「Alone together」が演奏された。久野氏が加わると、とたんに4ビートの感覚がパワーアップした。見事な演奏だ。続いてバラードの「Nearness
of you」、サンバで「Trist」、「Fallin love with love(恋に恋して)」、最後に全員でノッテ演奏した「Saint
Tohmas」で終演となった。その後、ピアニストの松本いずみさんが加わりアンコールとして「Sugar」が演奏された。サックス、トロンボーン、フルート等いっそうノッテ演奏していた。(観客が帰って、普段のパワーに戻ったせいかもしれない。)この日はボーカルの松本りつ子さんが不在のため、ボーカルは聞けなかったが、次回に期待したい。とても楽しい演奏だった。
7月16日(金)−17日(土) 札幌 Slowboat
初めて鈴木道子を聴いた。そのソウルフルで心にしみる唄に感銘した。実にいい歌だ。味があり、渋みがあり、歌心は充分。申し分の無い歌手であることは間違いない。特にブルースとスローバラードが大いに気に入った。「Embracable
you」、や「Bird alone」のバラードは絶品中の絶品であろう。この歌手を今まで聴いていなかった事を、とても後悔した。しかしこれから聴き続けるであろう。見事な唄に2日間酔いしれた。
7月24日(土) 網走 ちぱしり
冴理 Live 冴理(vo) 矢田政之(P) 浜中”ハマコー”孝一 (B) 斉藤誠 (Ds) ”ジミー”野沢(G)
彼女の歌は昨年の夏に札幌で、今年1月に東京で、そして今回は網走で聴いた。相変わらずハスキーでブルージーな唄いっぷりはとても気に入っている。この日はたいへんな猛暑で、さらに夜は網走花火大会とぶつかっており、来客数が気になっていたが、なんと延べ30名以上の来場者があった。「ちぱしり」でのジャズライブも網走では徐々に定着し、更に地元での冴理人気もかなりあるようだ。
ステージは3部構成でスタンダードを中心に演奏され後半のステージで2曲オリジナルが演奏された。演奏曲は以下。
第1部はまずピアノトリオの演奏で「オール・ザ・シングス・ユー・アー」、続いてボーカル冴理の登場で「サテンドール」、ピアノのみの伴奏で「センチメンタル・ジャーニー」、ちょっとファンク調で「ラバーマン」、スキャットで始まった「オール・ブルース」、1部最後はアップテンポで「ルート66」。
第2部は最初ピアノトリオで「ステラ・バイ・スターライト」、ボーカルが始まり「バイ・バイ・ブラックバード」、ボッサ調で切々と唄った「ジョニー・ギター」これがなかなかの名演、「ジョージア・オン・マイ・マインド」、スキャットとチャチャという聴衆の手拍子も加わり、ちょっとテンポラリーな曲「ニュー・モーニング」、2部最後に「サマータイム」。
第3部はとても雰囲気のあるボッサ調で「オン・ア・クリアー・デイ」、「ラウンド・ミドナイト」、しみじみと唄った日本語のオリジナル曲「祈り」、続いてアップテンポで英語のオリジナル曲「セイ」、ここで吉井善満氏のアルトサックスが加わりちょっとスリリングな曲「ストレイト・ノー・チェイサー」、「オール・オブ・ミー」。さらにボーカル冴理が抜けて吉井氏のアルトをフューチャーして「イット・クド・ハプン・トゥー・ユー」、最後に冴理が再び登場し「ザ・マン・アイ・ラブ」の唄で終了した。
彼女のMCもなかなか面白く、充分に楽しんで聴けた。バックの矢田政之グループの演奏も初対面とは思えないほどの落ち着いた良い演奏だった。また是非聴きたい。こうして熱帯夜の夜は更に熱く更けていった。
7月31日(土) 札幌 Heaven Studio
エスミ(vo)、宮窪宏明(harp/perc/vo)、山田敏昭(p)
豊かな声量でじっくり切々と唄った「New York State Of Mine」とてもいい雰囲気だった。続いてアップテンポのブルース(曲目不明)、その後再びじっくりと「イマジン」、更に名曲「You
got a friend」を思い深げに見事に歌い上げた。最後 にボーカルが抜け宮窪氏のharpで演奏されたアップテンポのブルース「ワークソング」これで見事なテクニックを聴かせてくれた。また伴奏の山田氏のピアノも全曲に渡って素晴しかった。久々にブルースを堪能した。また一緒に聴いた東京からの音楽仲間も大いに気に入って頂いたようで、嬉しく思った。また聴きたくなるライブだった。