ライブ・レポート(2004年9月)
9月3日 帯広B♭M7

マスターのGEN(b)さんとJAZZライブ談義で盛り上がった。これからの帯広のジャズシーンをリードしてほしい。またこれから北海道内外のミュージシャンのライブもいろいろと開催して頂きたい。どんどん応援いたします。・・・・店を出たら、うっすら明るくなっていた。
9月7日 標津・川北町  善照寺  カムイ・チェップJAZZオーケストラ 

毎週火曜日に標津・川北町の善照寺本堂で行われているカムイ・チェップJAZZオーケストラの練習におじゃました。カムイ・チェップJAZZオーケストラは、矢吹真人さんがバンマスで、標津を中心に活動しているビッグ・バンド。「Everytime we say goodbye」の練習の最中だった。美しいメロディのアンサンブルは、グレン・ミラー・サウンドを彷彿とさせる演奏だった。続いて新しい曲「Maxwell.D.Cat」を練習されていた。これもメロディが美しい曲だった。この日はリズムセクションが参加できず、シーケンサーで練習していた。こちらのバンドはバラード曲などのアンサンブルに特徴がありそうだ。サックスセクションのユニゾンに、ホーンセクションのメロディがとても心地よく、づうっと聴いていたくなる(癒し系)サウンドだった。今後の活動を大いに注目したい。また突然お邪魔いたしましたが、快く迎えて頂いた矢吹さん、バンドの皆様に感謝いたします。
9月17日 札幌・酒ミュージアム

藤田貴光(オルガン)スーパートリオ スピリチュアルツアー2004
藤田貴光スーパートリオのツアー初日のライブを聴いた。北見では彼のファンキーなピアノは聴いていたが、オルガンは初めて聴いた。ゴスペルが自分の音楽の源だと言う藤田氏の演奏は、ソウルフルであり、見事にグルーブしていた。安定したベースとドラムのリズムの上に、藤田氏のオルガンが乗って飛び跳ねているといった感じだった。

1stステージはアップテンポのブルースから始まった。ツアー初日ということもあり、ちょっと緊張しているようにも見えた。続いてバラードで「Me and Mrs.Jones」オルガンの響きがとても渋く、落ち着いた雰囲気を出していた。3曲目にポピュラーの「It's too late」をブルージーにかつソウルフルに演奏していた。それからノリのいいファンキーなオリジナル曲(「プリーチ・ユア・アップ」)と1stステージの最後が「スーパースティション(迷信)」と続いた。

2ndステージはソウルフルなブルースで「グリーンオニオン」で始まり、ファンキーなアレンジで演奏したゴスペル曲「Can't nobody do mean like Jesus」へと続いた。それからベースが抜けてドラムとのデュオでバラードの「ジョージア・オン・マイ・マインド」これがソウルあふれる名演だった。続いてベースソロで1曲(曲名不明)、見事なベーステクニックを披露してくれた。続いてヘビーなファンク曲「C.C.スラット」、2ndステージ最後の曲「エイメン」をアップテンポで見事にグルーブして終了となった。その後、アンコールにアップテンポでノリのいい曲「チキン」で終了した。

今回のライブで、藤田氏のソウルフルでファンキーな音楽性を十分知ることができた。根底にあるゴスペルの持つパワーを存分に引き出した見事な演奏を聴かせてくれた。また何よりもリズムも非常に素晴らしかった。「Latte」というフュージョン系グループの藤田K一郎(b)と佐藤裕一(ds)がそのまま藤田氏のオルガン演奏を強力にサポートしてリズムを作り出していた。これからとても気になるユニットになるだろう。
9月22日 帯広 B♭M7

藤田貴光(オルガン)スーパートリオのライブ後、おまけで(?)「ジョージア・オン・マイ・マインド」が藤田氏の歌付で披露された。その後は、常連客を交えてセッションが始まり、深夜まで演奏が繰り広げられた。藤田氏はセッションではアルトサックスを見事に吹いていた。またベースの藤田氏も参加し、大いに盛り上がった。TAKEMIさん(vo)のバラードも見事だった。いろいろな演奏が続きながら、帯広の夜はだんだん更けていった。
9月23日 帯広神社 秋季例大祭 特設ステージ

Mica's J Trio (Mica(vo)、藤原しずか(p)、佐々木源市(b)
秋分の日、帯広神社のお祭りでMica's J Trioのライブがあった。Micaさんのマイルドな歌声が境内に響いた。1ステージ(45分)のみだったが、見事な歌&演奏だった。1曲目は渋く「枯葉」からスタートし、2曲目はポピュラーの「ドレミの歌」をミドルテンポで楽しそうに歌った。それから3曲目はカーペンターズの名曲「青春の輝き」をじっくりと歌い上げた。4曲目に「Love letter」をスゥイングして歌った。5曲目はなんと「川の流れのように」であった。ベースとピアノでボッサ調のイントロから曲がスタートし、その後ミドルテンポのスウィング調に変わった。とても力のある見事な歌唱力を聴かせてくれた。続いて6曲目は「テネシーワルツ」を英語と日本語で熱唱した。みごとな歌いっぷりだった。7曲目はアップテンポのスウィングナンバーで「Lover,come back to me」。ご機嫌なスキャットも聞かせてくれた。ステージ最後はしっとりと「When you wish upon a star」で演奏が終了した。このトリオを初めて聞いたが、全体を通してマイルドで安定した声で、メリハリのある歌を聴かせてくれた。また演奏も見事に彼女の歌をサポートしていた。秋の午後に素晴らしいライブが聞けた。
9月27日(月) 札幌 At My Place

中本マリ & 大石学トリオ(大石学(p) 、米木康志(b) 、原大力(dr) )

まずは大石学のピアノからスタートした。幻想的な導入部にだんだんと引きこまれてしまう。不思議な力を持ったピアノであるそれからベースとドラムが加わり、ミドルテンポの曲へと変化していった。この演奏ですっかり大石ワールドに引き込まれてしまった。曲が終わると、中本マリの登場である。

最初の歌はちょっと緊張感のある「マイ・フェイバリット・スゥイングス」から始まった。
ピアノトリオと徐々に歩調を合わせるかのような感じだった。続いて「枯葉」をしっとりとしたバラードで歌った。それからスローなブルースで「Please send me someone to love」、次にじっくりと歌い上げた「Little girl blue」これはちょっとジーンときた。名演だった。それからボッサ調で「春の如し」、アップテンポで「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」、最後に「What a wonderful world」を見事に聴かせてくれた。アンコールでは「テネシーワルツ」をマイクなしでほんとうにじっくりと噛締めるように歌った。

歌うごとに感動がこみ上げてくるステージだった。さすが中本マリだ。見事と言うほかない。それから大石学トリオの鮮麗された音のパフォーマンスも絶品だった。AMPで聴く彼女のライブは、今回で3回目だが、聴くほどに、感動が増していく。凄いアーティスト達だ。また次回が楽しみだ。