ライブ・レポート(2004年11月)
11月6日  川湯温泉 「川湯ふるさと館」 /御園ホテル別邸「ラルゴ」

北海道インターネットJAZZ倶楽部主催の川湯セッション大会が行われた。網走、浦幌、北見、釧路、斜里、中標津、浜中からそれぞれ地元のプロ・アマが集まってセッション曲をいろいろと演奏した。また夜中も宿泊先でセッションがあり、楽しい一日となった。また来年が楽しみになった。

11月8日  新宿new DUG

ひさしぶりにDUGに寄った。夜中に聞く「ジミー・スミスのCLAZY!BABY」がなんともファンキーで、水割りをいっそう味わい深くした。続いて流れたTOKUの歌声が淡く店内に響き渡たり、月曜日の新宿の夜はいつになくCOOLだった。
11月10日 札幌At My Place

「萌紅(vo) from Nagoya」南山雅樹(p) 柳真也(b) 舘山健二(dr)
名古屋から来たメグさんの歌をたっぷりと聴かせて頂いた。平日に関わらずAMPはほぼ満席。ちょっとハスキーでブルージーな歌声は、まさに独特な世界であった。まずステージは南山雅樹(p)柳真也(b) 舘山健二(dr)のトリオ演奏で2曲。その後、ベースの柳氏がメグさんをコール。「枯葉」からスタートした。ミドルテンポのスゥイング調。落ち着いて更にパワーがある歌だった。続いてバラード「星に願いを」、アップテンポで「But not for me」、「テネシーワルツ」、「酒とバラの日々」で第1ステージが終了した。
休憩を挟んで、第2ステージは、アップテンポの「Misty」から始まった。普段、スローなバラードで聴くこの曲だが、アップテンポでスゥインギーな歌は、新鮮でかつノリがいい。その後、「煙が目に染みる」、「ジョージア・オン・マイ・マインド」などが歌われステージが終了した。今回のライブはこの夏名古屋から北海道に移ったベースの柳氏が実現させた。またメグさんは、ギターの泉氏(名古屋出身、現在札幌在住)とも古くから親交があるとのこと。北海道では普段聞けない実力派ボーカリストであった。また是非、札幌に来てほしい。
11月12日 札幌HalfNote

須山恭一(テナーサックス)トリオ with 豊口健(p) 豊田健(b)
豊口氏と豊田氏で3曲ほどDuo演奏の後、須山氏が登場。須山氏のテナーをじっくりと聞いた。柔らかく太いトーンが、体に染みてくる。ちょっとスリリングな「アローン・トゥゲザー」、それからミドルテンポのSwing曲で「There is no greater love」、ベースとのデュオから始まったパーカーナンバーの「スクラップ・フロム・ジ・アップル」、しっとりと「朝日のごとくさわやかに」で第1ステージが終了した。休憩を挟んで、第2ステージは「I'll close my eyes」、「黒いオルフェ」、「セント・トーマス」、「オールド・フォークス」で終了演した。
この日、第3ステージもゲスト須山さんの演奏があり、最初は菅野さんのピアノで1曲「枯葉」、続いてピアノの豊口さんに代わり「My one and only love」、「Bye Bye BlackBird」が演奏された。

須山さんのテナーは安定した音の中に柔らかさがあり、どこかにHOTなFeelingが隠れている素晴らしいテナーだった。またリズムの豊田氏も多少控えめでに感じたが、安定したサポートであった。豊口氏のピアノは今さら言うまでもない。また聞きたくなる落ち着いた大人の演奏だった。

11月22日 札幌 SLOWBOAT

NEW WAVE:須山恭一(ts)、中嶋一哉(tp)、佐藤洋祐(as)、久米田義行(p)、豊田健(b)、後藤新一(ds)
HNに引き続き須山氏が率いるNEW WAVEの演奏を1stステージの途中から聴いた。
ちょうど「リカードボサノバ」が演奏されていた。続いてバラードで佐藤氏のみごとなasをフューチャーした「ザ・ニヤレス・オブ・ユー」、それから「危険な関係のブルース」この曲はたいへん有名だがライブで初めて聴いたような気がする。休憩をはさんで、2ndステージは「45th street」、アップテンポで「Are you real」(A.ブレーキーの曲)、スローバラード「My one and only love」をtpとasが抜けて須山氏のテナーをフューチャーして演奏された。とても味のあるうまい演奏だ。それから全員で「ソプリカ」、最後に手拍子を交えて「Take the A train」。アンコール曲に「Walkin'」で終演となった。このグループの特徴として全体的にバップを基調とした熱い演奏があげられる。須山氏の渋く太い音のテナーは、バラードでもブルースでもいい味が出ている。またドラムの後藤氏の作り出すリズムがいい。これに豊田氏のベースが乗ってくる。いい展開だ。佐藤氏のアルトもスケールの大きさを感じさせるいい演奏だ。バラードもいい。中嶋氏のトランペットも、曲にあわせた上手い演奏だ。これうしたバップ本流派グループの演奏は、聴いていると妙に熱くなる。懐かしさだけでなく、新しい感覚もあり、これかも是非、聴きたい。