ライブ・レポート(2005年3月)
3月19日  網走 エコーセンター2000

網走ジャスオーケストラコンサート2005
結成24周年を迎える網走ジャズオーケストラのコンサートがあり、聴きに行った。ステージは前半(1st)と後半(2nd)に別れて休憩時間をはさんで約2時間のコンサートだった。450名入るホールは開演時には満員で、オーケストラの人気と実力を物語っていたようだ。前半はビッグバンドでのスタンダード演奏が行われた。安定してよくまとまっている演奏で、リーダー吉井善満氏(as)の指揮・指導の内容がよく出ていると感じた。前半からゲストの井上淑彦(ts)氏がバンドのテナーサックス奏者として参加した。

前半ステージの演奏曲は以下。

1.April in Paris・・・・・・・・静かな雰囲気でスタート。落着いてとてもよい出だしだった。
2.Whirly Bird・・・・・・・・・・ノリのよいグルービーな曲。「ヘリコプター」の意とのこと。
3.Take The A Train・・・・定番の曲をさりげなく演奏。佐藤氏のtpが見事。
4.Early Autumn・・・・・・・スローバラッドでasとtsと篠原氏のミュートtpとのユニゾンが美しかった。
5.Love for sale・・・・・・・アップテンポの演奏でノリが良かった。
6.Sugar・・・・・・・・・・・・・吉井氏(as)と井上氏(ts)のソロ、ピアノのソロが素晴らしかった。
7.Noche Corriendo・・・アップテンポのラテンのリズムで、非常にノリの良い曲。とてもよくまとまっていた。

野沢氏のメンバー紹介はとても楽しく、雰囲気を盛り上げてくれた。

後半のステージは、ボーカルの三槻直子さんを迎えて、以下が演奏された。
1.Satin Dall・・・・・定番の曲で軽快に後半のステージが始まった。
2.My Song・・・・・・・K.ジャレットのオリジナルバラードに三槻自ら作詞した曲をしっとりと歌った。
3..Lover come back to me・・・・・楽しくノリがいい曲だった。
4.スモールグループでの演奏
 1)卒業写真・・・・・・・井上氏のテナーと鈴木さんのピアノによるDuo。叙情的で美しい演奏だった。
 2)Easy to rememmber・・・・・三槻さんの歌と井上氏のソプラノによる演奏。
 3)ベラ・クルズ(南十字星)・・・・コンボ演奏をバックに壮大な雰囲気の歌。(M.ナシメントの曲)
 4)Lush Life
 5)My one and only love
5.Someone to watch over me・・・・ビッグバンドをバックに
6.'S Wonderful・・・・・・・・・・アップテンポで楽しい演奏。
7.How High the moon・・・・更に手拍子も加わりアップテンポでノリの良い曲が続いて演奏されて終演。
アンコール:彼女はカリオカ

三槻さんの歌はストレートでかつ叙情的な歌い方をして、私にはとても新鮮に感じた。素晴らしいボーカリストである。また是非聴きたい。それにしても網走ジャズオーケストラは、プロも顔負けの音楽性を持っていると感じた。さらに来年は結成25周年を迎える。これからもオホーツクで唯一無二の存在であってほしい。
3月22日 釧路 ジスイズ

峰厚介カルテット(峰厚介(ts)、南山雅樹(p)、秋田祐二(b)、本田珠也(ds))
ジスイズはほぼ満席状態。最初はちょっとアバンギャルドな感じがするアップテンポな曲「ソアラ」でスタートした。続いてユーモラスでノリの良い「アール・デコ」。ピアノとのデュオでスタートした美しいバラード「アフター・ダーク・アウト」。1ステージ最後の曲はニュージャズ風でかつロック調のビートも織り交ぜた「コンディション・グリーン」、峰氏のテナーも見事にブローしていた。2ndステージは、アップテンポでビートが利いた曲(曲目不明)。続いて本田珠也のオリジナル「116」ちょっと幻想的なバラードだった。それから「ステラ・バイ・スターライト」峰氏のアグレッシブルな演奏はすさまじいパワーを感じた。続いてC・ヘイデンの曲で「エレン・デビット」ここではピアノソロが見事な清涼感を出していた。最後に峰氏のオリジナル「レッド・ベスト」が演奏された。この曲では本田氏の素晴らしい超人的なドラムソロが聴けた。アンコールのバラード「アイ・リメンバー・ロコ」で終演となった。全体的にパワーみなぎる素晴らしい演奏だった。本田氏と秋田氏の強力なリズムに、リリカルな南山氏のピアノが加わり峰氏の世界をサポートしていた。