4月5日 釧路ジスイズ
ライブ・レポート(2005年4月)
渋谷穀氏のピアノソロ・ライブ
スローなイントロから独特な雰囲気でスタートした。昨年、GERSHWINでのライブを聞き逃し、是非聞きたかったライブである。「ナウ・ザ・タイム」「Body & Soul」などスタンダードをリリカルに、時には幻想的に弾くアーティスティックなピアノはまさに渋谷ワールドである。都合で1ステージしか聴けなかったのが残念でならないが、次回は是非、渋谷ワールドにドップリ浸かりたい。
4月17日 帯広B♭M7

アド・ライブ with 浅倉功一  浅倉功一(Fug)、橋本信夫(Tp)、中村稔(B)、中村静代(P)、堂山和芳(Dr)、角谷総明(Dr)
帯広のジャズライブの草分けであったライブハウス「アド」のアドバンドのメンバーや関係者による記念すべきライブであり、十勝のジャズの歴史に新しい1ページが加えられた。会場は予約のみで満席だった。ライブは3部構成で行われた。



第1部は、橋本信夫(Tp)、中村稔(B)、中村静代(P)、堂山和芳(Dr)に新人の柴田さとみ(as)が2曲程参加した。一曲目はスゥイング・ナンバーの「アイ・クローズ・マイ・アイズ」、トランペットの橋本氏は浅倉氏の2番で弟子で、見事な演奏だった。続いてアルトサックスが加わり「黒いオルフェ」と「ビリース・バウンス」新人とは言えしっかりした安定感のあるアルトだった。その後バラードの「Once in a while」、1部最後にアップテンポの曲(曲目不明)が演奏された。



第2部は、ピアノトリオの演奏で、中村氏はエレキベースに持ち替えて、さらにドラムが角谷総明氏に交代し演奏が始まった。また浅倉氏がユーモアたっぷりのMCで会場を盛り上げた。一曲目は「バードランドの子守唄」、2曲目はインテンポのピアノソロで美しい旋律から始まり、徐々にアップテンポになった(曲目不明)。3曲目はバラードで「クライ・ミー・ア・リバー」、エレキベースが曲のテーマを演奏し、しっとりとした雰囲気を出していた。2部最後は「スペイン」、ピアノソロから始まり、スローで「アランフェス協奏曲」のテーマが流れ、続いて「スペイン」の早いテーマがピアノとベースのユニゾンで演奏された。熱のこもった素晴らしい力演だった。


第3部に、このライブの企画者の久保さんの挨拶があり、いよいよ浅倉氏(通称:ヤンヤン)が演奏で参加した。
一曲目が「バイ・バイ・ブラックバード」ここで浅ヤンの渋くハートのこもった演奏が聞けた。続いて浅ヤンが抜けてボッサで「白い波」、その後、浅ヤンがボーカルで参加し、「枯葉」、「マイ・ファニー・バレンタイン」、「テネシー・ワルツ」最後に聴衆の手拍子と歌声も加わり、「聖者の行進」で幕を閉じた。本当に素晴らしい浅ヤンのライブに道新や地元・勝毎の新聞記者も取材に訪れていた。車椅子で手も不自由な浅ヤンだが、熱いハートはまだまだ健在である。これからも帯広・十勝のジャズをリードしてほしい。